数年前の相続ですが、80歳ぐらいの奥様が急に亡くなったという件がありました。 残された相続財産は銀行の預金です。 奥様が長年、夫の収入の中から少しずつ預金されたものでした。 夫の収入だったので、夫名義の銀行口座にしておけば問題は無かったのですが、奥様名義の口座にしておいたので厄介でした。 奥様の死亡後、夫が預金の解約のために銀行に行きましたが、相続人の書類を揃えないと解約できないと言われ、私に依頼されたという経緯です。 子供が無い夫婦でしたので、相続人は奥様の甥姪が中心で、全員で18人でした。 残された夫にとっては、大半は全く見知らぬ人でした。 紆余曲折があって、数ヶ月後にやっと終了しましたが、あらためて相続に備えることの大切さを痛感しました。 特に子供が無い人の場合は、早めに備えておくべきです。 平瀬司法書士・行政書士事務所
司法書士・行政書士 平瀬清文のブログです。日常の業務の中で感じたことなどを、できるだけ分かりやすく書いていきたいと思っています。 特に、相続・贈与・遺言・終活に関することや、債務整理・消滅時効に関することなどを中心に記載したいと思います。 世の中では、法的に無知であることで困難な事態になったり、誤解から不必要な争い事が起きたりします。そんな事態を少しでも防止できれば良いと思い、ブログを開始しました。